
お知らせ
進化が著しい生成AIは、中小零細企業の実務家にも大いなる関心を与えています。私も仕事に僅かばかり利用していますが、体験に基づいた具体的な話はできません。そのため、専門家等の書籍や講演などを参考に、役に立つと思われる方法などをまとめてみました。
私は、「(生成)AI」と言う言葉は、近いうちに話題に上がらなくなると思っています。「クラウド」も同様と思われます。昔は「コンピュータ○○」とか、「マイコン□□」など商品名や宣伝文句にありましたが、今では皆無です。知らないところで結構使われています。完全に裏方で支えています。スマホのアプリもクラウドが多数ですし、インターネット検索もAI支援が標準に成りつつあります。
生成AIは今のところ、便利な道具の1つだと考えられます。少し前、生成AIの利用等によって、将来必要で無くなる職業(職種)等が話題になりました。しかし、専門家によれば、残ると思われていた職種等も最近のAIの進歩で危うい状況になりつつあるものもあるそうです。また、無くなる方の職種も人と人と関わりから完全消滅は無いようです。例えば、心理カウンセリングなどで、鬱がひどい患者は、「自分はつまらない人間なのに、優秀な専門家を長時間拘束させるのはもったいない」と考え、AIを望む人が多いとか。逆にカウンセラーも仕事とは言え、精神的疲労や苦痛が長いのを避けたいと思うのも理解できる。重大な病気の告知はAIでなく人間の先生からお願いしたいと考える人も多い。
技術や芸術で初心者と上級者が生成AIを利用した場合の比較研究があるが、初心者のレベルアップが大きいそうです。理由は、上級者は生成AIが提示する方法は既に知っていることが多く、独創的・画期的なものはほとんど無い。理由は最先端のものはインターネット上に無かったり、データ数が少なく取り上げられないため。これに対して、初心者は、生成AIの支援のもと、短時間でより効率的に仕事が可能になったからと考えられる。一般的な知識・技量の底上げに役立ちます。
以前ある建設業のお客様が言ってありました。パソコンに保存されている過去手がけた図面(CAD)が財産だと。専門学校で教育を受けた新人でもCADで部品を選択し配置すればそれなりに図面が作成できる。しかし、実際の現場経験が無い者の作った図面では、工事が不可能だったり、利用すると不便だったりする。実証済みの優良なデータが次の仕事の材料となる。だから大切なんだと。
ワープロが普及し始めた頃、手書きの字が汚い人は感激しました。印刷物と同等のものが自分で作れると。しかも、一度作って置けば、呼び出して修正し何度でも使い回しできるから便利です。ところで文書再利用の場合のミスは、日付、会社名、人名などの変更もれです。生成AIに指示し、訂正為てもらえばほぼ完璧です。実務で使われるビジネス上の挨拶、連絡等の文書は生成AIを使うことでより効率的に作成出来ます。ところで、文書等の作成を全て生成AIに丸投げしてしまうと、個性的なものは作成されません。指示や訂正を繰り返せば可能かもしれませんが。従って、論文や報告書等を作成するような方は、本文の作成を生成AIに任せません。資料やデータの収集に生成AIを活用します。そして、ある程度出来上がった文書等の添削に生成AIを活用します。もちろん、機密情報や最新の研究等は生成AIの情報セキュリティが不明なので活用しません。集めた資料等も生成AIで要約させて時短します。生成AIの成果は、場面にもよりますが、決して最上位では無いのです。
生成AIが仕事で使えないと思っている人は、指示(プロンプトと言います)が下手です。組織集団においてもリーダーが的確な指示を出す人は仕事が早く良い成果を導き出します。特に生成AIは曖昧な指示に、人間のように「リーダーはこう望んでいるハズ」などと補正したりはしません。
令和8年4月 273号(R08.04)
仕事に本当に役立つ生成AIの使い方は!?